GLAPでグローバル市民になろう!

李 美淑

2019/03/31

教員

私は韓国から留学生として来日し、日本の大学院でメディア・コミュニケーション研究を専門として学んできました。現在は、立教大学のグローバル・リベラルアーツ・プログラム(以下、GLAP)で政治社会学や(グローバル)シチズンシップなどの社会学系の科目を教えています。研究テーマとしては、トランスナショナルな公共圏の可能性、社会運動とメディア、ジェンダーとメディアなどに取り組んでおり、研究から得た知見を教育に還元しながら、学生とともに議論し、学び合っています。私自身、韓国出身でありながら、米国での研究経験、日本での研究および教職経験を持ち、まさに今日のグローバリティを体現していると感じています。みなさんは、こうした今日を特徴付けるグローバル化およびデジタル化という環境で、様々な可能性と潜在力をもって、地域に根付いた問題からグローバルな(世界的な)問題まで様々な課題に取り組んでいくことが求められている世代です。

そこで、GLAPでの4年間の学びを通じ、みなさんにはぜひ、コミュニケーション力、他者の「苦痛」に対する共感力、「構造」を捉える批判的思考力、そして行動力という四つの力を身に付けてほしいと考えています。

コミュニケーション力

少人数授業が特長の1つであるGLAPでは、学生一人ひとりの授業参加度が高く、発表、討論、発言など様々な形でコミュニケーション力を高める機会が充実しています。一人ひとりの積極的な授業参加が授業運営の基本となりますので、この4年間の学びの中で自ら意見を発し、他の人の意見を聞くというコミュニケーション力が身に付きます。

他者の「苦痛」に対する共感力

社会学系の授業などを中心に、社会の「主流」から取り残された人々や様々な社会問題について考えながら、他者の「苦痛」に共感する力を身に付けます。自分とは関係のない、「遠い他者」の苦痛として切り捨てるのではなく、まさに自分の問題として、他者との関係性を考察し、そこから共感し、理解し、行動することにつなげていってほしいです。

「構造」を捉える批判的思考力

共感力を行動につなげるためには、「社会学的想像力」、すなわち、個々人あるいは個々の社会問題の背後にある、グローバルに秩序づけられた、政治的、経済的、社会的、文化的な「構造」を捉える批判的な思考力が必要です。GLAPでの4年間の学習を通じ、こうした批判的な思考力も身に付けていきます。

行動力

学問としての知識や思考力は、社会に還元し、共有することによって、その意味を見出すことができます。人権、民主主義、平和などの普遍的な価値を尊重するグローバル(世界)市民として、より良い社会を作り上げて行くための行動力を育んでほしいと考えています。
最後に、GLAPのカリキュラムの中心でもある1年間の「スタディー・アブロード」を通じ、世界有数のリベラルアーツ校で、自分自身を成長させる充実した時間を送ってほしいと思っています。日々の慣れ親しんだ環境から離れ、「他者」として新たな環境に直面していくという経験、そして授業内外で得られる新たな経験と知識は、世界に対する視野を広げてくれます。このスタディー・アブロードの期間を含め、大切な友人たちとたくさんの思い出を作ってほしいです。

それでは、みなさんGLAPで会いましょう!

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