2023/01/16 (MON)

第1回 Alumni Reunionを開催しました

OBJECTIVE.

2022年12月17日(土)にGLAPでの初めての卒業生イベント「GLAP Alumni Reunion 2022」を池袋キャンパス本館にて開催しました。
当日は、GLAPを2021年3月に卒業した1期生、2022年3月に卒業した2期生および在学生に加え、初代センター長を務められた青木康名誉教授、今までGLAPの運営に携わってくださった先生方、総勢約30名に参加いただきました。

第1部では、初代センター長の青木名誉教授より、立教大学におけるリベラルアーツ教育の考え方をもとに開設されたGLAPの設立の経緯やカリキュラムの構想、開設時の思いなどをお話いただく記念講演を開催致しました(以下概略)。

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リベラルアーツを学ぶということは「幅広い知識を修得し、それらを統合して課題を解決することができるようになる」ということです。そのためには批判的思考力を育てる必要があり、学生参加型の授業が特に大切になります。
GLAPの「English Liberal Arts 科目(ELA科目)」では、歴史学、政治社会学、経済学、文学などの幅広い分野について週2回の授業を通してきちんと学ぶことで、自分自身の視野や知識を広げることが可能です。ELA科目は選択科目でありながら、そこで開講されている科目の大半を卒業までに修得しなければならない仕組みになっているのは、GLAPに入学した学生には、できるだけ偏りなく幅広い知識を学んでほしいという想いが込められているためです。「大学で」リベラルアーツを学ぶ意味を知ることを重視して、リベラルアーツ教育の歴史や各国の現状について学ぶことができる「Liberal Arts in Higher Education」を入学して最初の学期に開講しています。また、夏休みには、協定を結んでいる海外のリベラルアーツ校の教授をお招きして「University Education in the World」、「University in Modern Society」を集中授業で開講しているので、ここで海外大学のリベラルアーツ教育を受けることも可能です。このように入学後しばらくは専門分野を決めずに幅広い分野について学んだ後、3年次に専門分野(「Humanities」「Citizenship」「Business」のうちから1つ)を選択するLate Specialization制をGLAPでは採用しています。
現代社会の複雑に絡みあった難しい問題により有効に対処するためには、複数の学問分野で得た知識や身につけた方法を併せ用いる(統合する)ことが必要です。これを「interdisciplinary(学際的)」といいます。GLAPでは、4年生が演習科目「Final Year Seminar」で専門分野の異なる学生と一緒に議論しながら、自身の4年間の集大成である卒業論文を完成させていくという形で、この「interdisciplinary」な学びを実現しています。また、2022年度の秋学期からは分野横断型の授業として「Cross- Fields Research」が開講され、3つの専門分野の教員が共同で担当しています。この科目では、1つの課題に対して様々な視点から考え、多面的に解決していく力を身につけることができます。
また、GLAPグローバルという側面では、1年間の海外留学を必須としていますが、その留学先の選択肢は順次拡大し、北米はもちろんのこと、非英語圏である欧州やアジアといった様々な環境でリベラルアーツ教育を英語で学ぶことのできる機会を提供しています。 
このような想いを込めてつくり上げてきたGLAPの授業やカリキュラムを卒業生のみなさんに振り返っていただき、実際の授業や経験を通して学んだことが今後のご活躍に活かされることを期待しています。
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青木名誉教授のお話を受け、卒業生からは、在学時に授業を受けた際の感想や今後のGLAPに期待する科目展開などについて様々な意見が出されました。
第2部からは、在学生も加わり、小グループに分かれての懇談をしました。先輩から就職や進学後の様子をきいたり留学についてのアドバイスを受けたりしている在学生の姿や、GLAPの教員と卒業生が当時を懐かしむ姿などが見られました。また、卒業生からは近況報告なども行われ、学生と教員の距離が近く少人数のGLAPならではのアットホームな会となりました。
今後、同窓会組織を発足し、このような卒業生を招く会を今後も開催することで、卒業生と在学生の交流を深めると共にGLAPの教職員とも今後も強いつながりを築いていきたいと考えています。

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