PROGRAMGlobal Liberal Arts Program (GLAP)

グローバルリーダーへと成長する4年間

~Global Liberal Arts Program カリキュラム~

新しいグローバルリーダーとして活躍するために、入学から卒業まで、さまざまな学びや経験を積み重ねていきます。留学前にHumanities、Citizenship、Business 分野を中心に幅広く学び、帰国後は、3 分野から1 つを選択し、その分野を中心に学びを深め、卒業論文を執筆します。
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Pick Up

Tutorial
Tutorial 1・2は最大5名の極めて少人数のゼミ形式で行われる授業で、GLAPの学修の核といえるものです。授業は1年次の春学期と秋学期に週1コマずつ開講され、批判的リーディング、アカデミック・ライティング、プレゼンテーション、質疑応答などの学習によって、大学での学びの基礎力を総合的に高めるねらいがあります。

授業では、各学期に2冊の英語文献(人文・社会科学の分野などから選定)を読み進めていきます。学生は各授業前に指定された範囲の文献を講読し、報告担当者はそれに基づいたプレゼンテーションと要約を準備します。毎回の授業では、報告担当者のプレゼンテーションの後、教員と学生で内容確認とディスカッションを行います。そして、文献を読み終えるごとにリサーチ・クエスチョンにもとづく分析的エッセイを執筆します。

Tutorial 1・2では、予習・復習にきちんと取り組み、積極的に授業参加を行うなど、学生自らが英語をツールとして用いた総合的学修を行うことを目指しています。担当教員からのサポートも手厚く、教員学生間の密なやりとりから刺激を受けることができます。慣れないうちは授業についていくことが大変な場合もありますが、学生にとって、やりがいのある授業となっています。
GL111(Global Leadership Program)
Global Leadership 111(GL111)の授業は、一人ひとりが異なるリーダーシップを理解し、学生同士で実践を通して伸ばし合う授業です。授業には、GLAPの学生に加えて海外からの交換留学生や、他学部の学生が集まります。この多様性豊かな環境において、チームで目標に向かって働きかけるプロセスを実践することで、世界のどこでも、誰とでも、協働し、新たな価値を生むことにつながるリーダーシップを磨きます。

テーマは、現実の世界で企業や団体が実際に抱えている問題や課題の解決です。授業では、問題の解決に向けて、問題を取り巻く人々を洞察し、効果的な目標や戦略を考え、その実現のために、新たな施策を実践することに、少人数のチームで取り組みます。その際、「目標共有」、「率先垂範」、「同僚支援」というリーダーシップ最少三要素を意識しながらそれぞれが考えるリーダーシップ実践を重ね、目に見えにくいリーダーシップを体系的に磨くことができます。

また、初めて出会った人達とチームワークに取り組むため、成功も失敗もたくさん体験することができます。Global Leadership Program(GLP)では、その体験をチームメンバー全員で振り返り、チームのことだけではなく、お互いに率直にフィードバックを贈り合います。それは他者の視点も取り入れて、自分自身を振り返り、更なる理解を深め、新たな行動を考える機会となり、一人ひとり異なるリーダーシップを磨くことに繋がります。このような授業での取り組みは、学生生活はもちろん、社会に出てからも生きる大きな力となります。その達成のために、教員・学生アシスタント(SA)・事務職員が一つのチームとなって、GL111とその後に続くGLPを通して、みなさんのリーダーシップ開発に伴走し支援していきます。

講義科目も少人数なので活発な意見交換が行われます

グループワーク形式の授業で自主性が育まれます

留学生と一緒にスポーツを通して健康やスポーツについて学ぶこともできます

Global Studies

~幅広い視野で専門を深める~

留学から帰国後、それまでの学修・留学をとおして特に興味や関心をもった分野をGlobal Studiesの3分野、Humanities、Citizenship、Businessから1つ選択し、専門知識と考え方に対する学びを深めます。3年次の分野選択後には、Global Studiesの学びを深める重要科目として各分野で展開される「First Seminar」を履修します。

専門性とは何かを知り、専門分野で研究を進めるために必要な視点、理論、アプローチなどを学びます。4年次には、自らテーマを設定し、Graduation Paperを1年かけて執筆し、発表します。これは、選択した分野の専門知識や思考に加え、それまでに培った様々な分野の知識や多角的な視点を有機的に融合させた集大成となります。
Humanities
分野の諸学問は、人間の経験の豊かな歴史を高く評価し、私たちが不確かな現在を生き抜いていくことを援け、よりよい未来を想像していく力を養ってくれます。また、Humanities分野における研究は、いろいろな創造表現の鑑賞や分析に取り組むことによって創造表現の本質に迫るのです。伝統的に、Humanitiesに含まれる学問としては、宗教、哲学をはじめとして、文学、歴史、言語、コミュニケーション学、美術、演劇、音楽、映画学といった学問が挙げられます。

GLAPのHumanities分野の課程の学びのなかで、学生たちは文学、芸術、哲学、そして宗教を比較の視点から見ることを求められ、諸文化の違いと歴史の流れを超えて関係づけを行うように励まされるのです。

人間の表現と批判的分析に強く焦点をあてるHumanitiesは、多くの重要な点において、リベラルアーツの学びの経験の中心をしめる存在です。リベラルアーツ教育の諸原理に基礎づけられたGLAPは、Humanitiesの学問の中心としてまったくふさわしいものと言えるのです。

最後に、Humanities分野は、グローバリズムを取り巻く諸問題や関心事を探究していくための理想的な学問的視座・視点を提供してくれます。創造的な方がた、そして、創造表現や人間の思想をグローバルな視点から探求することを真に希望する方がたをお待ちしています!
Citizenship
Citizenship分野では、社会科学領域の専門的知識と市民的教養の両立を通して、グローバル市民として世界を舞台に活躍する人材を育てることを目標としています。グローバル化のもたらす様々な社会変動、葛藤や摩擦、そして今後の課題などに関する理解能力、批判的思考力、建設的行動力を身につけていきます。Citizenship分野の様々な科目を通じて、社会学、法学、政治学、国際関係論、地域研究などの隣接している社会科学系の学問分野で蓄積された概念や理論を幅広く学びつつ、それぞれが設定した研究テーマやトピックについてどのようなアプローチで分析、議論していくかを探り、課題解決に向けて取り組みます。例えば、ジェンダー平等に関心がある場合、政策制度、メディア文化やジャーナリズム、フェミニズムやグローバルな社会運動論といった様々な観点から分析し、議論します。こうした複数の視点からのアプローチは、移住者と子ども、多文化共生、自然環境と生態系の持続可能性などについて考える際にも似たような形で用いることができます。国際機関、(国際または地域の)NGO、ジャーナリストやメディア企業への就職を希望している学生や大学院進学および研究者志望の学生たちが一緒に学んでいます。社会のしくみ、政治のあり方、グローバリゼーションと「国民国家」、個人とグローバル社会の関係および相互作用、メディアと文化などに興味のある方はぜひ、Citizenship分野における課題を様々な視点から一緒に考えましょう。好奇心、探求心が高く、質問や討論でも積極的な学生を歓迎します。グローバルな市民として社会で活躍することを期待しています!
Business
GLAPにおけるBusiness分野を学ぶことで、一般的な「経営学」に関する知識に加えて、経営戦略において重要な言語学的な能力や批判的思考力、異文化理解における知識など様々な力を身につけることができます。また、心理学や政治学など様々な知識を背景に、より適切な決断ができるようになります。例えば、ビジネスの現場におけるマーケティングの戦略は、企業のニーズの視点からのみではなく、消費者のニーズの視点からも戦略を立てることが重要なため、経営学の知識だけでなく、多様な背景を持つ消費者の視点をより理解することが、重要です。

また、世界を舞台に活躍していく上では、背景にある文化の違いや意思決定における様々な手段について配慮する必要があるため、グローバル・リベラルアーツの観点からBusiness分野を学ぶことは有効かつ実践的です。異なる文化の背景をもつ相手に誤解を与えないよう、正確にメッセージを伝えることはとても大切だからです。

このように、GLAPでは、国内外を問わず様々な舞台で活躍できるように異文化理解を深め、多角的な視野や批判的思考力を身につけることができます。

最後に、大学入学前に自分の専門分野を決めることは、様々な選択肢があるにもかかわらず、何を専門としたいのか分からないまま選択してしまうことで、視野が狭まってしまう可能性があります。一方で異なる文化の人々とコミュニケーションをとる機会や国内でさえも異なる環境の人々とビジネスを行う機会は増えています。よって、GLAPでは、リベラルアーツを通して学んだ幅広い知識と国際的な経験に基づいて専門分野を選択し、国際社会でより貢献できる人材を育成していきます。

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