文部科学省2021年度新規採択
大学の世界展開力強化事業「ACEプログラム」STUDY ABROAD
アジア最高峰の3大学と共に「リベラルアーツ教育」を共同テーマとした大学間国際コンソーシアム「The Asian Consortium for Excellence in Liberal Arts and Interdisciplinary Education (The ACE)」を形成し、2021年度に文部科学省に新規採択されました。リベラルアーツ教育を基礎として、学問分野や地理的境界を越境し、共通性と多様性に富むアジア文化圏に学ぶ学生や地域の人々との多様な協働を通じて、現代のアジアさらには国際社会の諸問題の解決について思考し、行動できる人材を育成していきます。
GLAPでは、本プログラムにて修得した単位を「Study Abroad 1・2」または自由科目として認定し、卒業要件単位に算入することができます。
GLAPでは、本プログラムにて修得した単位を「Study Abroad 1・2」または自由科目として認定し、卒業要件単位に算入することができます。
パートナー大学 |
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応募資格 |
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ACEプログラム概要
原則として、以下の7つ全てのコア・ブロック(コア①~コア⑦)に参加します。3つのパートナー大学のうち、2つの大学に半期ずつ渡航し、残り1つのパートナー大学のオンライン授業を帰国後に受講します。また、冬季・夏季休業期間中にはいずれかのパートナー大学に渡航し、インテンシブプログラムを受講します。
指定されたコア・ブロックを完了し、所定の単位を修得した学生には、国際共同副専攻「Asian Liberal and Interdisciplinary Studies (ALIS)」の修了証が授与されます。
指定されたコア・ブロックを完了し、所定の単位を修得した学生には、国際共同副専攻「Asian Liberal and Interdisciplinary Studies (ALIS)」の修了証が授与されます。
ACEプログラムの流れ
コア①:語学集中学習、外部外国語試験(英語、中国語、朝鮮語)の受験
----------渡航開始-----------
コア②:パートナーA大学への第1セメスター交換留学
コア③:ウインター・インテンシブプログラム
コア④:パートナーB大学への第2セメスター交換留学
コア⑤:サマー・インテンシブプログラム
----------帰 国-----------
コア⑥:パートナーC大学への第3セメスターオンライン留学(立教大学の科目も並行して履修)
コア⑦:語学試験の再受験による伸長度測定
----------渡航開始-----------
コア②:パートナーA大学への第1セメスター交換留学
コア③:ウインター・インテンシブプログラム
コア④:パートナーB大学への第2セメスター交換留学
コア⑤:サマー・インテンシブプログラム
----------帰 国-----------
コア⑥:パートナーC大学への第3セメスターオンライン留学(立教大学の科目も並行して履修)
コア⑦:語学試験の再受験による伸長度測定
ACEプログラム体験記(柿原 亜紗子 2019年入学) ソウル大学・シンガポール国立大学渡航
ソウル大学での誕生日会(1番右)
ACEプログラムの第1期生として、2022年9月からの1セメスター目はソウル大学(SNU)に、2023年1月からの2セメスター目はシンガポール国立大学(NUS)に留学をしています。同じアジア圏ですが、両大学では異なる点が2つあります。1つ目は言語です。SNUでは英語で開講される科目が限られており、授業では現地の学生よりも私と同じ留学生と関わる機会が多かったです。一方で、公用語として英語を掲げるシンガポールのNUSは受講者の中に現地学生の割合が高く、“シングリッシュ”という現地特有のアクセントの英語を使うので、慣れるために普段以上の集中力が必要でした。アジア圏の中でもシンガポールでは英語力が試され、刺激的な経験だと感じています。2つ目に、授業形式です。SNUでは授業時間内にレクチャーやプレゼンテーション、グループディスカッションなどを行いますが、NUSでは1つの科目においてレクチャーのコマとは別にTutorialというコマがあります。大講堂に埋まるくらいの受講者数がいても、Tutorialで最大20人ほどのクラスに分かれ、決まったメンバーでディスカッションやグループプロジェクトに取り組みます。このTutorialはGLAPの双方向の授業に似ています。また、NUSでは各授業において、教授のレクチャーに加え、毎回、教授もしくはTeachingAssistant(TA)がファシリテーションを通して授業内容をまとめてくださるので、より深く一つの科目について学べます。最後に多国籍国家のシンガポールでは、外国人との交流が日常的なため、「留学生」として特別扱いされることが少ない一方、ソウルでは英語が母国語ではない人が周りに多く、現地の文化に触れたり、お互いの文化を共有したりする、いわゆる「留学生」らしい生活を送り、渡航国による違いも感じました。