GLAPでグローバルに成長しましょう

アブダーリ,マーゼン ムーサ ムハンマド

2019/03/31

教員

人生はいくつかの段階に分かれており、高校を卒業した後、次の大きなステップへの準備が始まります。それは大学教育の段階です。大学生になると、その人に対する社会からの期待値が更に高まります。なぜなら、新しいスキルや知識、経験を踏まえ、専門家となるための道が始まるからです。

通常、大学では1つの分野を専攻し、4年間、その分野について深く学びます。しかし、卒業後、自分の専攻した分野については、他の人たちよりも精通しているけれども、長い期間、1つの専攻だけを深く勉強していたために、自分の専攻外の分野については知識が足りないことについて批判されることがあります。将来、リーダーとなり、社会に貢献したり、自分自身や家族、会社や社会全体に影響する判断をしたりしなければならない時に、リーダーに幅広い分野に関する知識があれば、より良いプロセスを経た上で判断をすることができるでしょう。なぜなら、他面的にものごとを捉えることで、より広い見識に基づく判断をすることができるからです。グローバル・リベラルアーツ・プログラム(GLAP)では、このような幅広い分野の知識や自分の専門分野ではない分野からのアプローチ方法を学ぶことができます。

立教大学では、広い見識をもったリーダーを育成するためにGLAPを新しいプログラムとしてスタートしました。GLAPでは、留学前に幅広い分野の学びに加えて留学後に専攻するHumanities、Citizenship、Businessの各分野の基礎を学びます。また、帰国後は、3分野から1つの分野を専攻し、その分野について深く掘り下げて学びます(残りの2つの分野について学ぶことも可能です)。
その3分野のうち、Businessの分野が私の専門分野です。授業では、私自身の長期間に渡る国内外のビジネスの世界での経験と自分自身の研究を生かして、学生たちが授業内で学んだ知識とグローバル社会における実際のビジネスの場面を結び付けて考えることができるようになることを重視しています。具体的には、学習の過程で、社会での例を出し、今学んでいることを将来、どのように実行・貢献できるのかを分かりやすく説明し、考えていきます。このようなアプローチで学ぶことで、将来、学生が大学で学んだことを社会に出てからも最大限に活用できると共に、社会や国に対する高い貢献も期待できると考えています。

また、留学はGLAPの学びの中の重要な要素の1つです。1年にわたる、海外留学を通して、知識や経験を広げ、深めることができます。また、留学先での学習に加えて、世界の異なる文化にも触れることで、自分自身の国や文化についてもさらに理解が深まります。1年間の留学後、グローバルな経験や知識を身につけて帰国し、卒業までGLAPで学び続けることで、自分自身の将来のため、また社会のために貢献できる人材になることができるでしょう。

みなさんがGLAPに入学され、立教大学でお会いできることを楽しみにしています。

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