リベラルアーツ教育でバランスよく

キヴァニー,クリストファー

2020/06/10

教員

実践的な教育法

リベラルアーツ教育は実践的な教育を通して、どんな分野にも必要な柔軟性、分析力、コミュニケーションなどの能力と倫理性をもった世界観を養います。こうした資質は当然、企業や大学院などから求められているものです。リベラルアーツ教育こそが、生涯学び続けることにつながる適応能力や知的好奇心を高めるものなのです。この相互関係を深め急速に変化し続ける現代世界において、次世代のリーダーを育む教育モデルとしてリベラルアーツ教育を超えるものはありません。

カリキュラムの幅広さと奥深さ

他の教育モデルが特定の専門領域に特化するのに対して、リベラルアーツは、深さと広さをもったカリキュラムを提供します。GLAPでは全ての学生が自分の専攻を決める前に3つの専攻領域である「人文学」、「シティズンシップ」、「ビジネス」の基礎の科目を学び、一年間の留学をします。こうして、GLAPの学生は専攻を選択する前に、様々な分野を横断する重要な問題に対処できる柔軟性をもった学修者となるのです。幅広い教養のうえに、最終学年の4年生では、GLAPの教員の指導下、自分が選択したテーマを掘り下げて研究し、卒業論文を制作します。このように、基礎的な科目の履修と1年間の留学で得られる教育的な広がりが、各自の卒業論文研究を豊かなものにするのです。

探究する力

リベラルアーツ教育の神髄は、批判的な問いを立てる力です。さらに、リベラルアーツ教育は、真の革新につながる「いかに?」と「なぜ?」という正しい問いの発し方を学生に教えます。GLAPでは、学生は最初の「Tutorial」からその後の科目すべてにおいて、授業に積極的に参加することを求められ、チャレンジングな質問を出し、ひとりで、また仲間と一緒に、それに解答するように励まされます。このようにGLAPでは、入学直後から、様々な状況に対して批判的な問いを立てる技術能力を発達させるのです。

個の自立と集団の中でのバランス

GLAPのプログラムは、問いを立てる学生を支援するように、新旧の学生、さらには教員からなる学修者のコミュニティーを作っています。GLAPでは、情報源の真価を確かめ、文化の違いを乗り越えて、効果的かつ倫理的に問題を解決できる真に考える人を養成しているのです。また、リベラルアーツ教育の原則は、個人として自立して考える力を培いながら、協働することを促すのです。このようにGLAPの4年間において、学生たちはGLAP生どうしや教員と緊密な連携を取りながら、数々のプロジェクトに挑んでいくのです。

かつてないほどの広がりをもつ複雑な問題に直面する現代世界において、まさにGLAPが提供しているようなリベラルアーツ教育を受けたリーダーが必要とされているのです。

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