GLAPを通して目標を見つける
福岡県/福岡県立香住丘高等学校出身 小玉 さゆり
2018/04/01
在学生
少人数だからできること
このプログラムの特色はすべての授業が英語で行われ、少人数制だということです。私は日本の公立高校に通いましたが、違いを大きく感じたのはこの2点です。高校の授業では1クラスに倍以上の生徒がいたので、先生に疑問点を質問することに戸惑いを感じていました。一方、GLAP の授業は、少人数制で先生との距離が近く、質問しやすいので当日学んだ知識を1つも逃さずに身につけることが可能です。そして、すべての授業が英語で行なわれているので、アメリカで幼少期を過ごした私にとって最適な環境だと思っています。
目標に合った留学先選定
協定校との交流会の様子
私の夢は、外交官になることです。そのためには、International Relations とUN and International Organizations について深く学び、国際平和について考えることが必要です。外交官になりたいと思ったきっかけは、高校生の頃、外交官杉原千畝氏の難民救済の活動を知り、とても感銘を受けたことです。また、アメリカ同時多発テロ事件が起きた時、当時アメリカに住んでいた小学生の兄がクラスメイトに「お前たち日本人も真珠湾を攻撃したテロリストだ」と言われた経験も国際平和を考えることにつながりました。私は、外交官になる夢に向けて外交問題や国際関係を特化して学べるオランダのライデン・ユニバーシティ・カレッジに留学します。留学中は、在オランダ日本大使館が募集をしているインターンシップにも応募し、貴重な体験をしたいと思っています。また、幼少期をアメリカで過ごしていましたが、ヨーロッパは一度も訪れたことがないので、オランダという新しい環境で学べることもとても嬉しいです。
将来に向けての取り組み
留学からの帰国後は、3分野の中からCitizenship を選択したいです。この分野を選択することで将来の夢につながる外交問題や国際機関について、より詳しく学べるからです。ライデン大学で学ぶ国際関係に関する土台と、帰国後に立教大学で学ぶCitizenship 分野の専門性の高い学習を通して、国際関係について、より理解を深め、将来の夢へと繋げていきたいです。また、既に英検1級を取得しており、現在は国連英検特A 級合格を目指して勉強中です。寮では、留学生と移民や難民問題、政治や教育問題を真剣に話したりもします。留学後には大学院進学の準備と外務省専門職員採用試験の勉強も始める予定です。
時間割(1年次秋学期)
上級英語2(プロジェクト英語)
様々なテーマについてクラス全体でディスカッションをしたり、グループワークやプレゼンテーションをしたりしました。好きなテーマを選び、みんなの前でプレゼンをした際、私は「臓器移植」についてスライドを用いて 10 分程度の発表しました。私は今まで恥ずかしくて人前で自分の意見をあまり言えなかったのですが、この授業で人前で自分の意見を発表する自信がつきました。
Tutorial 2
専門用語が多く、難易度の高い本を読んで他のクラスメイトにわかりやすいようにサマリーを書いて発表しました。プレゼンテーションだけでなく自分の意見や他の3名のクラスメイトとディスカッションを深めるための質問を考えておかなければなりません。他の学生のプレゼンテーションを通して、自分が今まで気付かなかったことや自分の意見と異なる意見について知ることができたところが特に好きなところでした。
大学生の日本語
私はアメリカに長年暮らしていて日本の文化についてあまり知らなかったので、第二言語で日本語を選択しました。私はこの授業を通して俳句を筆で書いたり、日本の伝統的な音楽について学んだりと普段の生活ではなかなか学べないことを留学生と一緒に学習できたのでとても勉強になりました。
GL111(グローバル・リーダーシップ・プログラム)
クライアント企業からのプロジェクト課題にグループのメンバーと協力してプロジェクトを立ち上げ、プレゼンテーションコンテストで実際に企業の方に選考してもらいました。最終的な目標は、リーダーシップを養うことであり、自分自身で「リーダーシップとはそもそも何なのか」、「何をすれば良いリーダーになれるのか」を考える時間が多く与えられます。プロジェクトに取り組む中で、リーダーシップの発揮の仕方を学びました。
※内容は取材時点のものです。