幅広く濃密な学びのなかで将来の目標が明確に
東京都/順天高等学校出身 布谷 優
2023/04/25
在学生
シャイな私にぴったりの少人数教育
幼い頃から英語を学び、海外旅行や短期留学も含めて常に英語に触れることのできる環境で育った私ですが、高校生の進路選択の時点では専門にしたい分野が定まっていませんでした。漠然と考えていたのは、幅広い学びによる基礎的な思考力を身につけてから専門分野を持ち、より複雑化する社会のなかで生き抜く力を磨きたいということ。その点で、まずは大局的な教養を学び、のちに専門性を深められるGLAPのカリキュラムは魅力的でした。また、シャイな私には1学年20名という少人数教育が合いそうだと思ったこともGLAPに進学した大きな動機の一つです。実際に入ってみると雰囲気はフラットで和やか。どんな意見も先生が上手にフォローしてくれますし、グループワークで仲間同士の絆も深まるので心理的安全性が高く、リラックスして学べる場でした。
人生を変えた授業での“出会い”
授業でディスカッションをする様子(左/1年次)
GLAPの授業はどれもそれぞれに印象的でしたが、なかでも私の人生を変える“出会い”をくれたのが、2年次春学期の「International Business」です。この授業を通じて社会の課題解決と利益拡大を同時に叶える「ソーシャルビジネス」という事業モデルを知り、ビジネスを専攻するという明確な目標ができました。この授業では最終的にチームで新たなビジネスモデルを提案しなくてはならなかったので、授業外でもメンバー同士で多くのディスカッションを重ねました。プレゼンテーション前の数週間はミーティングが連日6時間以上に及ぶことも。そんな密度の高い学びができるのもGLAPならではではないでしょうか。普段は穏やかでもいざ授業のこととなると一人一人が妥協を許さず、最高のプレゼンテーションを目指そうと取り組むのです。だからこそ刺激を受けて自分ももっと頑張ろう!と思える─。GLAPには、そんないい空気が満ちています。
香港への留学で真の「グローバル」を体感
留学では本格的にビジネスを学ぼうとアジア随一のビジネスハブである香港へ。嶺南大学の留学中に感じたのは、香港では「グローバル」がより広域であることでした。欧米先進国や近隣諸国だけでなく全大陸を網羅した視野、公用語の一つに英語を有するゆえのオープンな雰囲気。同じ東アジアでも日本とはまったく異なる環境に真の意味での「グローバル」を体感し、人生で最も濃密な時間を過ごせたと思います。卒業後は大学院で、ソーシャルビジネス×Z世代×メディアの関係性を掘り下げ、「Z世代を対象としたコンテンツマーケティング」をテーマとした研究を進める予定です。ビジネスという分野は政治や文化、環境などさまざまなファクターが影響しあうもの。GLAPの学びで培った多角的な視点は、今後、私が社会に出たうえでも大いに活きると確信しています。
1日のスケジュール <1年次秋学期>
※内容は取材時点のものです。