GLAPを通して自分自身を理解する

千葉県/千葉県立成田国際高等学校出身  野澤 希来

2019/05/01

在学生

徹底した少人数教育とサポート

授業でリーダーシップを発揮し、発表している様子

一人一人に手厚いサポートが行き渡った少人数教育は GLAP の特色でもあり、強みでもあると思います。私は、日本で生まれ、日本の学校で教育を受けてきたため、入学当初は、今までに自身が受けてきた教育スタイルと異なる点や、自分が想像していたよりはるかに大きな言葉の壁に苦悩しました。周りの仲間の堂々とした姿に圧倒され、英語力も十分でなかった私は、授業についていくのが困難な状態でした。しかし、1学年 20人程度のため、先生や学生との距離が非常に近く、わからないことがあっても質問しやすく、徐々に理解を深めていくことができました。学生の間でも競争心や協力心が生まれやすく、お互いに切磋琢磨してそれぞれの目標に向かうことができるため、自身にとって非常に恵まれた環境であると実感しています。また、留学に向けての準備に関するサポートも非常に手厚く、初めて海外留学する私でも、安心することができ、とても心強いです。

ダイバーシティに溢れた寮生活

寮に暮らす大半が留学生で、授業だけでなく日常生活から国際感覚を養うことができます。寮の留学生と一緒にご飯を作ったり、お互いに宿題を助け合ったりして毎日充実した寮生活を送っています。また、大学へのアクセスも非常によく、池袋キャンパスへは電車で20分、新座キャンパスへは徒歩で15分ほどであるため、授業後や休みの日は図書館やジム、プールなど、大学の施設を存分に利用しています。

リベラルアーツ教育と将来の展望

私は将来、劇団経営に関わる仕事に就きたいと考えています。そのためには舞台芸術や経営の専門知識を深めることも重要だと考えていますが、私はGLAP でのリベラルアーツ教育を通して、自分の決めた枠組みだけにとらわれず幅広く学び、将来へ向けて自身の視野を広げ、様々なことに挑戦したいと考えています。留学先のアメリカ・テキサス州のトリニティ・ユニバーシティではUrban Studies を専攻し、都市開発を事例に経営や経済の基礎を学びたいです。また、Theater を副専攻として選択し、舞台芸術産業が盛んなアメリカで舞台芸術の基礎や劇団運営のマネジメントなどに関する専門知識を深めたいと考えています。

時間割(1年次秋学期)

Tutorial
GLAP といえばこの授業だと思います。1クラス最大5人で行われる超少人数クラスなのが特徴です。様々な分野の本の内容を要約し、プレゼンテーションやディスカッションを行います。自分の意見が常に求められる授業で、私はこの授業に最も時間を費やして準備をしていました。様々なバックグラウンドを持つ GLAP 生は、1つのトピックに対して考えることや感じることがそれぞれ異なるので、先生だけでなく GLAP 生からもお互いに多くのことを毎回学び、刺激を受けることができます。
Economic Thought
この授業は自分自身の人生の計画を軸とし、メディア、医療、介護、子育て、働き方、教育など様々な側面から未来について考えます。先生がインターネット上の世界中の記事を元に未来に起こりうる事例を紹介し、そこから派生して未来にどんなことが起こるのか、想像していきました。私は自分の中の当たり前が将来そうでなくなる瞬間に直面する時が来るかもしれないのだということを学びました。この考え方は自分が将来様々な選択をする時に重要になるであろうと確信しています。
フランス語基礎
私は高校生の時からフランス語を学んでいて、大学でも継続してフランス語を学ぶことにしました。この授業では、語学だけでなく、先生がフランスの文化についても紹介してくれたので、いつも楽しく学ぶことができました。私が暮らす寮にはフランス語圏からの留学生も多く住んでいるので、授業で覚えたことを実践する機会にも恵まれています。
グローカルの可能性※
埼玉県を事例にローカルの視点から、グローバルについて考える日本語による授業です。埼玉県で働く様々な職種の方々のお話をきき、文化、経済、経営等様々な側面から埼玉県の課題やビジョンにアプローチし、活気と魅力に溢れた素敵な街だと感じました。「グローバルを考えたときにローカルは必要な要素である」という考えをこれからも心に留めておきたいです。
※内容は取材時点のものです。

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