切磋琢磨できる仲間と出会い
自信や自立心を養う
静岡県 加藤学園/暁秀高等学校出身 江里口 淳也
2023/04/25
在学生
世界が身近になる環境やカリキュラム
高校時代は国際弁護士や外交官を目指し、国際バカロレアの資格を取得しました。そのなかで多角的な視点から物事を把握・分析し、自分なりの価値観・世界観を形作ることの大切さを実感。リベラルアーツ教育を行うGLAPであれば、高校からの学びをさらに深めていけそうだと感じて進学を決めました。実は海外の大学への進学も考えたのですが、それまで一度も留学や一人暮らしの経験がなかったので勇気が出なかったのです。そんな私にとっては、日本でありながら海外にいるような環境や海外留学が必修となるカリキュラムも魅力的でした。
点と点が線になった授業、自立心が高まった留学
私の周囲では大学での学びが物足りないという話を聞くことがありましたが、GLAPでの学びはそれとは真逆です。講義や課題は大変ですが、最初はあまり興味のなかったテーマの授業にもハッと気づかされることばかり。視野が広がるなかで一見、異なる要素に共通の問題点が浮き上がるなど点と点が線になる瞬間を多く体感し、多分野を横断的に学ぶリベラルアーツの強みを再認識しました。学ぶうちに興味の対象が移っても受け入れてもらえる自由度の高さも魅力的です。
また、アメリカへの留学も自分を見つめ直し、度胸や自立心を高める良い機会でした。授業以外でも国際寮で開催されるパーティやイベントに積極的に参加したり、他国の留学生仲間とハワイ旅行に行ったり。価値観のまったく違う人たちと英語のみで関係性を築く経験を通じ、今後、どんなコミュニティに入ったとしても前向き
に楽しんでやっていけそうだという自信をつけることができました。
また、アメリカへの留学も自分を見つめ直し、度胸や自立心を高める良い機会でした。授業以外でも国際寮で開催されるパーティやイベントに積極的に参加したり、他国の留学生仲間とハワイ旅行に行ったり。価値観のまったく違う人たちと英語のみで関係性を築く経験を通じ、今後、どんなコミュニティに入ったとしても前向き
に楽しんでやっていけそうだという自信をつけることができました。
少人数教育だからこその“失敗できる環境”
GLAPで何より印象的なのは4年間を共に過ごした仲間の存在です。一学年20名という少人数なので自然とその人柄を知ることができます。また、価値観もさまざまな人が集うため議論でぶつかっても後腐れなく、いい子ぶる必要がありません。お互いに意思をはっきり伝え、時に自分の間違いに気づかせてもらえる貴重な関係です。入学時はあまり英語の得意でなかった人が留学後にビジネスコンテストで入賞するなど仲間の成長を目の当たりにできたことも良い刺激になりました。
GLAPの強みは“誰もが失敗できる環境が整っている”ところにあるのではないでしょうか。大人数のなかでは「誰かがやるだろう」と考えてしまうようなことでも、少人数制のGLAPなら自分で手を挙げようと思わせてくれます。失敗したとしても否定されませんし、先生からの手厚いサポートもあります。一部の優秀な人だけでなく、所属する一人一人にスポットがあたる学びの場。それがGLAPです。
GLAPの強みは“誰もが失敗できる環境が整っている”ところにあるのではないでしょうか。大人数のなかでは「誰かがやるだろう」と考えてしまうようなことでも、少人数制のGLAPなら自分で手を挙げようと思わせてくれます。失敗したとしても否定されませんし、先生からの手厚いサポートもあります。一部の優秀な人だけでなく、所属する一人一人にスポットがあたる学びの場。それがGLAPです。
GL111
GL111のポスターセッション
個々人の「リーダーシップ」の開発を目標とし、5~6名の少人数チームでクライアントとなる企業や団体との共同開発プロジェクトに取り組んでいく授業です。まずは「リーダーシップ」という概念を理論的に学ぶとともに自己分析を実施。さらに、さまざまなメンバーと協働で新たな提案を作り上げ、最終的にはプレゼンテーションを行いました。当初、「リーダーシップ育成にどんな意味があるのか?」と少し懐疑的に捉えていましたが、「トップに立ってみんなを導いていくリーダー」というような既存概念とは異なり、チームのなかでそれぞれの個性に沿って発揮する「リーダーシップ」という考え方を知り、自分らしいリーダーシップのあり方や強みを見出すことができたのは、とても良い経験になりました。また、最後のコンペティションでクライアント賞に選んでいただいたことも嬉しい思い出です。
University in Modern Society
カナダの協定校のレスブリッジ大学からこの授業のためにお越しいただいた先生から、Not for Profit:Why Democracy Needs the Humanitiesという本をテキストとし、大学教育が世界の政治とその変革にどのような役割を果たしてきたのかについて学びました。数日間だけの夏季の集中科目ですが、毎日テキストを読み込んで1000ワードを超えるフィードバックを書き、それを元に受講メンバーや先生と一緒に5~6時間に及ぶディスカッションをしました。メンバーが自分を含めて3名だったこともあり、とても凝縮された学びの時間でした。また、大学やそこでの教育がどのような歴史的・思想的背景を持って生まれたのか、そして哲学的にどのような意味を持っているのかを知ることで、自分がGLAPで学ぶ意義をあらためて考える貴重な機会になりました。それまで哲学の授業を取ったことがなかったこともあり、自分にとっては非常に衝撃的だった授業です。
※内容は取材時点のものです。