WHAT‘S LIBERAL ARTS?
リベラルアーツ教育は、これからの大学生にとって「生きる力」を養うために不可欠な学びです。今の大学生活で、専門知識だけでなく、幅広い学びに触れることが、将来の自分を自由にし、可能性を広げることにつながります。
もともと、
リベラルアーツとは?
「リベラルアーツ(Liberal Arts)」とは、単なる「教養教育」ではありません。もともと、古代ギリシャ・ローマ時代に「自由人として生きるための学問」として発展しました。文法・修辞・弁証・算術・幾何・天文・音楽の7科目を基礎とし、幅広い知識を身につけることが目的でした。
現代のリベラルアーツって、
どんな学び?
「特定の専門分野だけでなく、幅広い知識や考え方を学ぶこと」を意味します。大学の専門教育と異なり、分野を超えて学ぶことで、問題解決能力や創造的思考など、まさに現代社会で生きる力を育む学びのスタイルです。
多様な視点を
持てる
自分の頭で
考える力が
身につく
社会で活躍できる
柔軟な思考が
得られる
創造性が
高まる
WHY LEARN?
現代社会は、急速な変化と複雑な課題に直面しています。テクノロジーの発展、グローバル化、環境問題、価値観の多様化など、かつてないスピードで社会が変化する中、単なる専門知識だけでは対応しきれない時代になっています。こうした背景から、これからの大学生には「リベラルアーツ教育」がますます重要になっています。では、具体的にどのような点で必要とされるのでしょうか?
これまでの教育では、「正解を求める学び」が重視されてきました。しかし、現代の社会課題には、明確な答えがないものが多くあります。
例:
環境問題
経済発展と環境保護をどう両立するのか?AIと労働市場
AIが仕事を奪うと言われる中、人間はどう価値を生み出していくのか?多文化共生
異なる宗教や価値観を持つ人々が、どう共存していくのか?こうした問題に対処するためには、ひとつの学問分野だけではなく、多角的な視点を持ち、異なる立場の意見を理解し、調整する力が必要です。リベラルアーツ教育は、この「答えのない問題」に向き合うための思考力を養います。
AIや自動化技術の進化によって、多くの仕事が機械に置き換えられる時代が来ています。専門知識だけを学んでいても、将来その知識が不要になる可能性が高いのです。そんな時代に求められるのは、AIにはできない「人間らしい能力」、つまり、柔軟に考え、新しい価値を生み出す力を育てることができる以下のような能力です。
創造力
新しいアイデアを生み出す力批判的思考力
情報を分析し、正しく判断する力コミュニケーション力
異なる立場の人と対話し、理解し合う力かつては、一つの会社に就職し、定年まで働くのが一般的でした。しかし今では、終身雇用は崩壊し、転職やキャリアチェンジが当たり前になっています。未来の社会では、一つの専門知識だけに頼るのではなく、状況に応じて学び直し、新しい分野にも適応する力が求められます。リベラルアーツ教育を受けることで、以下のようなスキルが身に付きます。
学び続ける力
新しい知識を柔軟に吸収できる幅広い視野
異なる分野の知識を組み合わせられる適応力
どんな環境でも柔軟に対応できる企業が求める人材も変化しています。かつては特定のスキルを持つ「専門家」が重宝されていましたが、今では「問題解決ができる人」「異なる分野をつなげられる人」がより求められています。例えば、Googleの採用基準の一つに「知的な好奇心(Intellectual Curiosity)」があることは有名です。これは、「自分の専門以外にも興味を持ち、学び続けられる人が価値を生み出す」と考えられているからです。リベラルアーツ教育を受けた人材は、こうした企業のニーズにも合致するのです。
リベラルアーツの語源は、「自由に生きるための学問」です。現代社会では、多くの人が「評価されること」にとらわれ、自分の本当にやりたいことを見失いがちです。しかし、リベラルアーツを学ぶことで、以下のような力を得ることができます。